サーキュラーエコノミー / 勉強用(初学者様向け) / 脱炭素
10月22日付で「リサイクルの日に改めて学ぶ、ペットボトル問題の現在」というブログを書いて以来、使用済みペットボトルの「水平リサイクル」(=ボトルtoボトル=ペットボトルからペットボトルへのリサイクル)に関心を持つようになりました。
ボトルtoボトルを比率を上げるカギは、「屋外」で回収されるペットボトルだということを知り、
なるほど、確かに… 街中の自販機横の回収ボックスにはすいがら入れ代わりにされたペットボトルが入っていたり、お弁当のゴミが入っていたりするものな…
などと思っていたのですが。
なんと、
あえて「汚れた」ペットボトルの再生を主体にしている工場が、今年(2024年)、稼働を開始したばかりだと知りました。
(この動画がわかりやすいです*1)
ここは、セブン&アイ・ホールディングス・三井物産・ヴェオリア(フランスの環境サービス大手)の日本法人の計3社さんが出資する、サーキュラーペットさんの工場です。
三井物産さんはこの事業に力を入れておられるようで、ホームページに特集記事が載っていました。
ペットボトルの再生は飲料業界の話ですが、他の食品業界でも汚れた容器の回収が進んでいますよね。
キユーピーさんと日清オイリオグループさんは、家庭から出る油付きの使用済み容器のリサイクルで連携しています。
背景には「プラスチック資源循環戦略」(2035年までに使用済みプラスチックを100%利活用することを目標に掲げている)があるとのことで、この分野、引き続き学ぶことが多そうです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた、来週のブログで。
執筆担当:川上 佳子
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*1 その他、下記の記事もわかりやすかったです。
読むテレビ愛知「あえて「きれいではないペットボトル」に注目 リサイクル企業 光を使って樹脂の種類を分別 サーキュラーペット」(2024年6月17日)
代表取締役 福島 隆史
公認会計士。2008年、SusTBを設立。企業の自主的かつ健全な情報開示をサポート。
川上 佳子
中小企業診断士。銀行、シンクタンク勤務を経て2002年より上場企業の情報開示を支援。