個人的にとても気になっているワーキング・グループが、近々開催されると知りました。
本日は、取り急ぎ本件のお知らせをいたします。
10月10日(木)13時~ 金融審議会「サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するワーキング・グループ」(第4回)が開催されるそうです。
このブログ執筆時点では、資料などはまだ掲載されていませんが、
前回(第3回)は、「欧州CSRD等の海外制度に基づくサステナビリティ情報の開示を海外に向けて行った場合」に関してアツイ議論(※)が交わされたようですので、それを受けて第4回の議論がどのように進むのか、大変気になっております。
※前回の議論の概要はこちら↓
日本企業が海外で「CSRD等」(実際にはほぼイコールでCSRD/ESRSを想定していると思われます) の開示を行った際に、国内でも
- 臨時報告書で
- 法定開示することを、事務局(金融庁)は案として提示した。
これに対し、委員のからは下記2つの点から多数の反対意見があがった。
- 論点1:そもそも海外で行ったCSRD開示を国内でも開示する必要があるか
- 論点2:臨時報告書という法定開示にする必要があるか (特にこの部分への反対が多かった)
詳細は、ブログ「日本企業が統合報告書やサスレポをCSRD/ESRSに沿って作ることは想定されていない?」をご参照ください。
(出典:金融庁「第3回 金融審議会 サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するワーキング・グループ」事務局説明資料(2024年6月28日)p12)
事務局資料が掲載されましたら、またお知らせいたします。
本日は取り急ぎ、お知らせのみにて失礼します…
それではまた、次回のブログで。
執筆担当:川上 佳子
代表取締役 福島 隆史
公認会計士。2008年、SusTBを設立。企業の自主的かつ健全な情報開示をサポート。
川上 佳子
中小企業診断士。銀行、シンクタンク勤務を経て2002年より上場企業の情報開示を支援。