本日はおすすめ本のご紹介です。
昨年末に出版された、こちらの本。
女性活躍で切り拓く企業の未来(中央経済社)
これは、統合報告書で「女性活躍」についてどう書けばよいか悩んでしまっているご担当者さまにヒントが見つかる1冊だと思います。
おすすめする理由その1は、執筆者の大半が「現役の投資家/アナリスト」であること。
p.ⅰ 「推薦の言葉」より
女性活躍について論じた書は多く発行されているが、その中で本書は大変ユニークでありそれゆえ鮮烈な印象を読者に与えるであろう。それは、執筆者のほとんど(15名中12名が女性)が運用機関において現役バリバリのアナリストあるいはファンドマネジャーとして活躍されている方々である点に起因している。
そして、おすすめする理由その2は、女性活躍と企業価値向上の間を結ぶロジックが整理されていることです。
p.ⅵ 「はじめに」より
本書は日本企業の経営者、企業価値向上を推進するすべての方々に向けて、機関投資家がなぜジェンダー・ダイバーシティの必要性を企業価値向上という文脈で訴えているのかを整理し理解していただくことを目的としている。本書を通じて、多様な投資家の見方を知り、投資家との対話の場面において新たな気づきが得られるだろう。
また対話に臨む投資家が本当にダイバーシティをはじめとするESGやサステナビリティを重視している投資家なのか、あるいは顧客の要請や昨今の流れを受けて仕方なく対話にやってきて、仕方なくダイバーシティの質問をしているだけなのか、判別することもできるだろう。
どんな内容か気になったかたは、ぜひ書店でお手に取ってみてくださいませ。
短いですが、本日はこれにて。
それではまた、次回のブログで。
執筆担当:川上 佳子
代表取締役 福島 隆史
公認会計士。2008年、SusTBを設立。企業の自主的かつ健全な情報開示をサポート。
川上 佳子
中小企業診断士。銀行、シンクタンク勤務を経て2002年より上場企業の情報開示を支援。