企業のサステナビリティ担当として、日々奮闘しておられる皆さまへ。
「やるべきことは山積み、だけど時間もリソースも足りない」そんなふうに感じておられるのではないでしょうか。トップからのプレッシャー、現場とのすれ違い、そして成果を求められる現実。時に、自分自身のエネルギーがすり減っているのと感じられることも、多々おありなのではと存じます。
そんな皆さまにおすすめしたいのが、「事始め(ことはじめ)」です。
「事始め」は、年末年始の準備を始める日として、古くから日本で行われてきた行事です(本日・12月13日がその日です)。
この日は掃除や整理整頓を行い、歳神様を迎える準備を整えることが伝統とされています。特別なことをするというよりも、生活の基盤を整え、次の一歩を踏み出すための小さな「始まりの日」であるとも言えます。
たとえば、デスク周りを片付けてみたり。
ファイルなどのデジタルデータや、アプリを整理したり。
こうした「整理整頓」や「基盤を整える」作業は、やってみると驚くほど気分が軽くなり、新たな一歩を踏み出す元気を取り戻す力になってくれます。
サステナビリティ開示をめぐる状況は日々複雑になり、カバーすべき領域も広がり続けるばかりです。
しかし、多くの企業様では、領域の広がりに見合うかたちで人員や体制が補強されることはなく…ご担当者さま一人ひとりのご負担は、大変大きくなっていることと存じます。
お疲れがたまったときには、(会社の…ではなく)ご自身のサステナビリティを優先し、(勇気をもって)休むことも大切です。
心と体を整えて、日々お健やかにお過ごしください。
「事始め」が素晴らしい未来への新たなスタートとなりますよう、願っております。
今週もお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた、来週のブログで。
執筆担当:川上 佳子
代表取締役 福島 隆史
公認会計士。2008年、SusTBを設立。企業の自主的かつ健全な情報開示をサポート。
川上 佳子
中小企業診断士。銀行、シンクタンク勤務を経て2002年より上場企業の情報開示を支援。