企業様では今、
という方が増えていると聞きました。
こうした方々の中には、いったい何から学んだら良いのやら・・・と途方に暮れている、という方もおられるのではないでしょうか。
本日は、そんな方におすすめしたい本をご紹介します。
私がおすすめしたいのは、こちらの本です↓
ゼロからわかるESG・サステナビリティ法務Q&A
著者名:大江橋法律事務所ESG・サステナビリティプラクティスグループ編
出版社:金融財政事情研究会
発行:2024年2月14日
法務、と書いてあるため、専門書?とっつきにくいかも?と思われるしれませんが、まったくそんなことはありません。
以下の章それぞれを「総論」と「Q&A」で構成していて、とても読みやすい本なのです。
目次
第1章 ESG・サステナビリティと企業法務
第2章 ESG・サステナビリティ情報開示
第3章 サステナビリティと会社法・コーポレート
第4章 ビジネスと人権
第5章 雇用におけるダイバーシティ&インクルージョン
第6章 カーボンニュートラル
第7章 サステナブル・ファイナンス
第8章 ESG投資が進むなかで広がった新たな環境訴訟等
サステナビリティにかかわる領域は広いため、一度にすべてを学ぼうとすると、なかなか大変です。
その点、この本ならば、ご興味のある箇所や気になった部分だけを見たり、仕事上必要になった部分だけを読んだりと、「家庭の医学」(←たとえがちょっと古すぎましたね…)のように、便利にお使いいただけるのではと思います。
サステナビリティを新たに学ぶ方におすすめ、と書きましたが、実はこの本、すでにサステナビリティを担当しておられる方にとっても役立つ本なのかもしれません。
と、申しますのも。
サステナビリティの分野で「昔から」活動している人は非常に少ないため、「そもそもなぜこういう話になっているのか」という部分を理解している方は、実は少ないのです。
また、サステナビリティのカバーする領域が近年、大きく広がり、かつ、それぞれが変化し続けていることもあって、ニュースでとりあげられたり話題になったりするのは「最新の部分」の話がほとんどである…という現状もあります。
こうした中、現役のサステナビリティご担当者さまであっても、「実はこの部分はよく知らないんだよね」「今さら聞けないけれど、これってどうなんだろう…」という分野がひとつやふたつある、というのが実情ではないでしょうか。
この本は、そうした疑問にもお答えできるように思います。
たとえば、Q&Aで採り上げられている内容を一部ご紹介しますと:
――いかがでしょうか?
このように盛りだくさんの内容が、平易に、かつ、執筆時点の最新情報(※2024年2月14日発行ですので、現時点ではかなり新しいです)に基づいて記載されています。
皆さまのお役に立つ情報となりましたら幸いです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた、次回のブログで。
執筆担当:川上 佳子
代表取締役 福島 隆史
公認会計士。2008年、SusTBを設立。企業の自主的かつ健全な情報開示をサポート。
川上 佳子
中小企業診断士。銀行、シンクタンク勤務を経て2002年より上場企業の情報開示を支援。