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フェムテックイベントに男性の参加を促す方法を考えてみました

DEI / 人的資本開示

フェムテック*1 系のイベント、増えてきましたね。

 

今週は  JAPAN FEMTECH SUMMIT が開催されていましたが、

3月8日(国際女性デー)からは伊藤忠商事さん主催の期間限定イベントが開催されるのだとか。

 

試みとしては良いなあと思うのですが、こういったイベントに(本当に来てほしい)男性を集客するのは難しいような気がします。

そこで、サステナビリティの文脈で男性ビジネスパーソンを集客するプランを考えてみたらどんなふうになるだろう?と試しにプランを考えてみたので、メモしておきたいと思います。

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1.ターゲット選定とイベントの企画

男性ビジネスパーソンに興味をもっていただき、参加意欲を高めるためには、「フェムテック課題がビジネスに与える影響」をテーマにした実利的なアプローチがよいのではないでしょうか。

たとえば下記のようなテーマで、企業の経営層・管理職向けの特別セッションを企画し、企業のサステナビリティ推進部門や人事部宛に招待状を送ってみてはいかがでしょう。

■経営層・管理職向けセッションの例
男性管理職が知っておくべきフェムテックの基本知識
  • フェムテックの基本用語や市場規模を解説
  • 男女問わず職場での理解促進が生産性向上にどう寄与するかを説明
  • ビジネスリスク回避の観点からのフェムテック導入の必要性を説明
  • ケーススタディとして、既に導入している企業の成功事例を紹介
健康経営とダイバーシティの未来
  • 女性従業員の健康支援が企業全体の生産性向上にどうつながるか
  • 健康経営の実践例と、企業における男性の役割について

 

■有識者によるパネルディスカッションの例
  • フェムテック導入がもたらした社内の変化
  • 男性が職場でできる具体的なアクションとは?
  • ジェンダー平等は企業文化にどう影響するのか?

 

2.企業単位の特別プランを準備

サステナビリティレポート等の開示で使える定性・定量データを参加企業単位で提供する特別プランを準備します。

■イベント前-事前ブリーフィング

→ イベント参加の背景、目的、期待される効果の共有

■イベント後
報告会
  • 参加者のフィードバック
  • 企業ごとのサステナビリティレポート用の成果データを提供
カスタムレポートの提供

イベント後、参加企業には専用レポートを作成して提供
 - 定量データ: 参加人数、満足度、知識の変化(事前・事後アンケートの数値化)
 - 定性データ: 参加者の声、体験談など

サステナビリティレポート用の開示支援テンプレート提供
  • 企業がESG報告書に記載する際に利用できる「記載用テンプレート」を提供
  • 各社独自の取り組みを加えるためのカスタマイズガイドも併せて提供

 

3.コミュニケーション戦略

サステナビリティレポート等の開示で使える定性・定量データを参加企業単位で提供する特別プランを準備します。

■専用プロモーション素材の作成
  • イベント参加によるサステナビリティ上のメリットを強調したパンフレットや動画を作成
  • 人事部門等社内向けのFAQ資料を作成し、参加へのハードルを下げる
■企業向けキャンペーン
  • 「サステナビリティ先進企業」としての認定プログラムを実施
  • 一定数の社員参加企業には表彰状や公式認定バッジを付与
  • 企業の対外的な広報活動にも活用できるように設計

 

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… と、こんな感じはいかがでしょう?

頭の体操をしたところで、本日はこのあたりで。

また来週のブログでお目にかかります。

 

どうぞ良い三連休をお過ごしください。

 

執筆担当:川上佳子


*1 「フェムテック」とは、「Female(女性)」+「Technology(技術)」の造語で、生理や更年期など女性特有の悩みを先進的な技術で解決することを指します。

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